月曜から土曜まで予約診察制度
発熱、鼻水、咳、くしゃみ、鼻づまり、のどの痛み、痰、頭痛、嘔気、下痢、悪寒など。
9割以上がウイルス感染です。一部に溶連菌などの細菌感染、マイコプラズマ、クラミジアが関係します。寒冷、温度差、疲労などは誘因となります。夏に多いエンテロ、コクサッキーウイルスは消化器症状をおこしやすく、冬に多いRS、インフルエンザウイルスは肺炎、気管支炎をおこしやすいです。年中あるライノ、コロナウイルスによる風邪は鼻症状が多いです。髄膜炎、心筋炎をおこしやすいウイルスもあります。
インフルエンザ、アデノ、RSウイルス、マイコプラズマ、溶連菌は迅速検査方法があり10分ぐらいで診断がつきます。扁桃炎、副鼻腔炎、花粉症でないかの耳鼻科的診察、状態により肺炎を起こしていないかの胸レントゲン、細菌感染をおこしていないかの血液検査なども必要になります。かぜとよく似たほかの病気が隠れていたり、かぜから引き続いて他の病気が引き起こされる事があります。喘息などアレルギー性の病気、結核、肺がんなど肺の病気、髄膜炎、心筋炎など重大な病気がないかの検査も時に必要になります。
インフルエンザ、マイコプラズマ、溶連菌などでは特効薬がありますがウイルス性の場合は解熱剤、鎮痛剤、整腸剤、うがい薬など対症療法の薬になります。二次的細菌感染が疑われれば抗生剤の投与、脱水症状があれば点滴治療もあります。
安静、保温、保湿、水分補給をしてマスク、手洗い、うがいをして下さい。高熱、筋肉痛、関節痛が強い、黄色い鼻水、痰が続く、頭痛が強く嘔気がする、のどが痛くて食べにくい、咳が止まりにくい、呼吸が早く息苦しい、ぐったりしていている等の症状のある方、65才以上の方、糖尿病、心臓病、呼吸器の基礎疾患のある方、妊婦、乳児の方は早めに受診して下さい。
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