医療法人いしべ耳鼻咽喉科 アレルギー科・呼吸器科

月曜から土曜まで予約診察制度

症状と病気

嗅覚障害

原因

副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎で鼻の粘膜がはれていてにおいの通り道がふさがれる。
風邪などウイルス感染や頭部外傷でにおいの神経が障害される。脳腫瘍、認知症、高齢、抗がん剤、パーキンソン病などでにおいの神経が萎縮して機能が落ちるなど。

検査

鼻のレントゲンやCT。においの神経が障害されていないかアリナミンの静脈注射でニンニクのにおいがわかるかの検査。様々なにおいがどの程度わかるかの嗅覚検査。

治療

副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎が原因の場合は原疾患の治療。アレルギーを抑える薬や抗生剤、点鼻薬などで鼻の状態が良くなれば嗅覚は回復してきます。アリナミンのにおいがわからないなどにおいの神経が傷ついている場合は治りにくいです。神経を回復させるステロイドの点鼻薬を3カ月を限度に使用します。四つんばいになり自分のおへそを見る頭位をとり鼻の中に液の薬を1日2回両側に2滴ずつ入れます。5mlの点鼻薬を2週間に1本を目安に使用してください。神経を回復させるビタミン12、漢方薬の内服。

日常生活の注意

強いにおい(香水、芳香剤など)を時々かいでにおいの神経を刺激してください。わかるにおい、程度を診察の時に教えてください。においを感じるまで時間がかかる事が多く根気よく治療する。風邪をひかないようにして鼻がつまりだしたら早めに治療する。

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