睡眠時無呼吸症について

生活の質を下げる睡眠
睡眠時無呼吸症候群(SAS)にはいくつかのタイプがありますが、多くの方が該当するのは「閉塞型睡眠時無呼吸症候群(OSA)」です。これは、睡眠中に上気道(鼻や喉を含む空気の通り道)に十分なスペースが確保できず、空気の流れが一時的に止まってしまうタイプの無呼吸です。
上気道が狭くなる主な原因としては、以下のような体格や骨格的な要因が挙げられます。
- 肥満による気道まわりへの脂肪沈着
- 扁桃(へんとう)肥大やアデノイドの肥大
- 舌の付け根が大きく、睡眠中に落ち込む
- 下あごが小さい、または後退している(小顎症)
これらの要因により、睡眠中に気道が狭くなったり閉塞したりして、無呼吸やいびきが引き起こされます。