急性中耳炎
原因
鼻、のどについた細菌やウイルスが鼻と耳をつなぐ管を通って中耳に入り炎症をおこして発症します。大部分がかぜに合併して起こります。
好発年齢
6ヶ月~6歳
症状
耳の痛み、耳だれ、難聴、耳閉感、不機嫌、発熱も時にあり
治療
抗菌剤、鼻汁、咳、熱などかぜ症状を抑える薬の内服
耳、鼻の局所をきれいにして耳に直接薬を入れる点耳薬の処方
重症の方は麻酔後に鼓膜を切開して膿を出す事があります。
経過
耳痛はほとんどの方で1~2日で治ります。
2~4日に一度通院して下さい。耳の炎症は1~2週間続く事が多いです。
完全に治るまで治療を続けないと難聴が残る滲出性中耳炎に移行することがあります。
薬が効きにくい細菌による中耳炎も増えており治療が長引く事もあります。
免疫力が発育していない2歳未満のお子様は中耳炎を繰り返したり、治療が長引く事があります。
生活上の注意
風呂や洗髪は痛みや熱がなければOKです。 耳の中にお湯が入らないようにしてください。
登園、登校は痛み、熱がなければOKです。
耳にガーゼが入っている場合は半日ぐらいして取り除いて下さい。
鼻水、耳だれがあればきれいに拭いてあげてください。
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