慢性中耳炎
症状
耳だれ、難聴、耳閉感 時に耳痛、頭痛、めまい、顔面神経麻痺などもおこします。
原因
急性中耳炎や滲出性中耳炎がうまく治りきらず炎症が続いて鼓膜に穴があいたり鼓膜が薄くなりへこんで骨に癒着しておこります。
アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎があり鼻から耳へ空気が入りにくくなっていると中耳炎が慢性化しやすいです。
鼓膜の一部が奥に入り込んで白色の塊を作る真珠腫性中耳炎もあります。
治療
耳内の清掃、洗浄、抗生剤、ステロイド剤の点耳(耳の奥に薬を入れる)
抗生剤の内服、副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎があれば鼻の治療
鼻から耳へ空気を通す治療(耳管通気治療)も状態により必要
状態により鼓膜を閉じる手術、真珠腫を取り除く手術も必要
日常生活の注意
鼻を正しくかんで鼻の通りを良くする(片方ずつ力をいれすぎないでかむ)
鼻をすすらない
風邪をひいたら早めに治療を受けて鼻の状態を良くする
耳に水、お湯を入れない (入浴、洗髪の時、水泳は耳栓をする)
耳だれが出たらできるだけ早く受診する。耳だれはこまめにふく。
耳掃除は1~2週間に1回ぐらい耳の入り口を綿棒で軽く清掃する。
耳かきや綿棒で耳の奥までさわらない。医師の指示に従い根気よく治療する。
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